融資先が再建計画中に倒産すれば、もちろんこの出資金(債権)はパーになる。その時は、全額直接償却(無税)すればよい。この特別目的会社方式の深謀遠慮な狙いは、そこまで計算して練り上げられたものだと思う。一兆円以上の不良債権を抱えたうえ、営業もできないまま再建計画中の住専・ノンバンクが、十年で立ち直れるなどとは、誰も本気で期待していない。だから、回収見込みのない債権を出資金にすり換える一種の。偽装債権放
住専・ノンバンク向けの「特別清算会社」が続々と設立... の続きを読む
ふと食べたくなったら最後、どうしても食べたい気持ちを抑えられない料理がある。その最たるものが焼肉ではなかろうか。テレビを見ていて食べ歩きのシーン。もうもうと煙の上がる焼肉屋で、煙たそうに目を細め、焼き網に箸を伸ばし、タレのたっぷり染み込んだハラミをひと切れつまみあげ、口に放り込む場面を見たらもうダメ。頭の中は焼肉だらけになってしまう。京都で焼肉。それも「おひとり」となれば、店は限られてくる。そもそ
京都ホルモンについて... の続きを読む
補陀落渡海用にディンギー(小さなヨット)があって、今では小型船舶一級操縦士の免許もある。ひとはカネがかかっただろうと聞いてくれるけれど、舟そのものの値段は小型自動車並み。むしろ維持管理に莫大な費用と時間が要る。「タイムーイズーマネー」ということだろうか。ところが、最近ではセールスに乗せられて、ひとりで買えないほどの高価な船を借入する人たちがいる。買う算段では割り勘でキチンと精算するから問題はないけ
数年ごとの単位で点検が必要... の続きを読む
乗ったフェリーでは、『百年の孤独』があるといって嬉々とした面もちで財布を開け、中国の湖南省のサービスエリアでは、バーツケージが面白いといって白酒の小場を買っていた。広州から乗ったバスが休憩をとったドライブインでは、五、六本も入った海ヘビの干物に感動し、これは珍しいと買っていたさすがのH君も、長さが八十センチもある海ヘビの干物はかさばって仕方ないようだった。彼の説明によると、スープの出汁にするとおい
連れの衝動買い... の続きを読む
二時間後、僕らにもガードレール越えが待っているとは考えもしなかった。北京から石家荘までは二百九十九キロだった。道路の標識は京珠高速と書かれていた。よく見ると、その下には京深高速と書かれていて、その上にペンキを塗って書き直してあった。京は北京を示す。深は深川である。珠は珠海。つまりこの高速道路はしばらく前まで深馴までしかなかったが、珠海まで延長されたようだった。中国の高速道路網はどんどん広がっている
高速道路の路上に降ろされる... の続きを読む