格段にアップした「このATならば、AT嫌いを返上してもいい」といった人がいた。確かにそう思わせるだけの内容を備えたAT、それがローレルのマイナーチェンジと時を同じくして誕生したフルレンジ電子制御AT、略してE−ATだ。このE―ATは、最初ローレルに搭載されたが、31ツインカムターボをもカバーするだけのキャパシティを持っている。今後は日産のFR車の主力ATとなるはずのものであるから、ここでいま少し詳しく紹介しておこう。E‐ATの最大の特徴はなんといっても、小さな部品―個まで新設計であること。ATはプラネタリーギアという特殊な機構を使うため、ギア比変更ひとつとっても、MTのように容易に変えることはできない。電子制御で変速スケジュールをキメ細かにコントロールすることはできるが、根本的な解決にはならない。