神聖ブログ

約6割の店長がパート出身で占める

2011年06月20日

ユニクロでは明らかに店舗が「主語」になる。しかし、しまむらでは特にそういうことはない。店も本部も、物流もIT部門も、これらに主語や述語等の関係はなく(各部門で働く人たちを含めて)すべて並列だ。強いて言えばそれぞれを有機連関的につなぐ、しまむらがこれまで営々と築き上げてきた独自の仕組みやシステムそのものが「主語」と言えるかも知れない。さて、しまむらのパート比率は約84%に及ぶ。パート社員の多い小売業の中でも、8割を越すのは珍しい。ただし同社がパート比率を高めているのは、人件費削減といったコスト面からの理由だけではない。しまむらのパートの主体は「家庭の主婦」だ。Fは「優秀な戦力を求めたら、自然と主婦層中心のパート社員構成になった」と言う。店のオープンは全国のいろんな所でほぼ1年中ある。たしかにそれに合わせて若い正社員を募集したとしても、そうそう優秀な人材は集まらないだろう(そもそも若い女性がほとんどいないローカルへの出店もある)。同社ではより優秀な人材を確保するため、パート社員にも勤続評定とボーナス(平均月給の2ヵ月分)、退職金制度を適用し、正社員との格差を極力なくして厚く遇する。パート賃金もその地域の最高水準を適用している。力のあるパート社員はどんどん店長(正社員)に格上げする。